マイケル・ジャクソンが残してくれたもの
マイケル・ジャクソンが亡くなって、もうすぐ3週間ほど経ちます。
私は特にマイケルのファンと言う訳ではなかったのですが、亡くなってから改めてYou tubeや、追悼番組などで、彼の歌やダンス、パフォーマンスを見て「本当に素晴らしい最高のアーティストだったんだなあ・・・」と感じています。
私が洋楽を聞き始めた頃は、ちょうど「スリラー」が大ヒットしていた時期でした。マイケルの上質なヴェルヴェットのような声、その歌唱力、ダンスの素晴らしさ、ビデオの完成度などに、素直に「すご~~い!!」と思っていました。「ああ、青春の1ページ!」って、年がバレますね
彼がいなくなってしまって、今さらながら本当に寂しく感じます![]()
亡くなってみて、失ってみて、彼がどれだけ世界の人々に共感と感動を生んだ偉大なアーティストだったか、でも、どれだけの心の痛みを抱えていて孤独だったか、そして、どれだけひたむきにピュアな愛と平和を求めたのか。そして、どれだけ沢山の誤解と中傷に満ちた人生だったのか。。。。と言う事をヒシヒシと感じています。
私も、彼が亡くなるまでは、近年のマスメディアによる、誤解と中傷に満ちた中立ではない報道に振り回されて、彼の本来持っている大切な部分を見ていなかったと思います。亡くなってみて、彼がいったいどう言う人だったのかと言う事が、だんだん薄皮がはがれるように、彼の魂の本質の部分が見えるよう、透明になりつつあるような気がします。
そんな時にヨガ友のyukaさんのブログ、「海とハイテクとアシュタンガ!」の「マイケル・ジャクソンのBen」と言う日記に大変共感したので、ご紹介します。
http://tokyo-yoga-monaka.blog.drecom.jp/archive/375
マイケルがまだ少年だった頃のヒット曲、映画「Ben」のテーマ
http://www.youtube.com/watch?v=U36DO_nrJeA
本当に少年ならではの清らかで切ない美声、これだけの才能があったら、世間は放っておかないだろう。
~yukaさんの日記より抜粋~
せつない美声を聴いていると、そのなんともいえぬ清らかさになぜか涙が出てくる。マイケルはこんなに才能に恵まれたからこそ、大人になったときの人生に影を落とすような幼少時代があったんだろう。
バガヴァッド・ギーターの勉強会で先生が言うには、今生でいくらお金が稼げるとか、どんな仕事をするとか、どんな友達と出会うとか、全てはカルマで決められているという。今生で起こっていること全ては前世で自分の魂が決めてきたことだと。ただし、今生で悟りを開くことができるかだけは自分の努力にかかっているという。
私はこの考え方に100%賛同はできない。ただ、もしマイケルが少しでもそのように思えたら、受け止められる部分も多かったのかもしれない。お父さんに鼻が変だと言われたって、自分が選んだ大切な鼻だと思えていたら、そして子供を金づるだと思って厳しい練習を強いたお父さんも、自分が選んだお父さんだと思えていたら・・・。
yukaさんのこの記事を読んだ時、私も切なくなって、泣けてきそうになりました。本当にそう思えていたら、マイケルの人生はずいぶん違ったものになったろうに・・・。
そして、このスーパースターの抱えていた苦しみや痛みは、私たちにも共通する苦しみや痛みだと思うのです。
私もここ数年、様々なセラピーやヒーリングを受け、そしてレバナ先生の元、スピリチュアルの勉強をずっと続けてきていますが、分かってはいても、自分自身を100%受け入れる事、そして両親を自分のハイアーセルフが選んで生まれてきた事を100%受け入れるのは、なかなか容易な事ではありません。
私も、バガヴァット・ギーダーの先生が言う事には100%賛同できません。しかし、今生のテーマは、生まれる前に自分のハイアーセルフが決めて、私たちはこの地球に生まれてきます。その設定したテーマを学ぶために最適な境遇、両親の元に、性別、容姿などを選んで。
でも、大体の人はその事を成長する過程で忘れてしまったり、見失ってしまったりします。私たちが「どれだけ充実した人生を送れるか?」と言うのは、「その本来の目的をもう一度見つけ、どれだけ本来のテーマに沿って生きられるか?」と言う事なのではないでしょうか?
そして、どれだけ「今、ここ、この瞬間」に生きられるだろうか?と言う事だと思います。今ある状況を受け止め、逃げないで自分に向き合うと言う事かな?と。
同じくスーパースターのマドンナがYogaなどをライフスタイルに取り入れて、地に足をつけた生き方にうまく転向していったのと対照的に、マイケルはおとぎの国、ファンタジーの世界を追求して行ったような気がします。
人間は現実の存在だから、そのギャップを埋めるために、整形や鎮痛剤が必要になってしまったのでしょうね。。。
マイケルの魂は、今度生まれてくる時は、どんなテーマを設定して生まれてくるのでしょう?
そして、どれだけ彼がマスメディアによって中傷され、誤解をされてきたかと言う事も、マイケルが亡くなって、改めて思い知らされました。
尋常性白斑と言う、皮膚がまだらに白くなっていってしまう難病にかかっていたのに「白人になりたいから皮膚を漂白している」とか。。。
今日配信されたニュースで、オノ・ヨーコが、マイケルに追悼メッセージを送っていました。
その記事からオノ・ヨーコのメッセージを抜粋します。
「しかし、人種差別も含む様々な理由で、世界は彼に対して不親切であることを、マイケルは知っていました。それは彼にとって辛いことだったに違いありません。世界に愛されようと様々な試みを行なった彼ですが、その結果、それと同じぐらいの痛みを受けたのです。」
私が注目したのは「人種差別を含む様々な理由で」と言うくだり。
ジョン・レノンとヨーコはLove&Peaceを訴え、反戦運動、平和運動に取り組み、その結果、ジョンはFBIなどからマークされ、様々な妨害行為などを受けました。そして、1980年に5年ぶりに音楽活動を再活動させた矢先に、狂信的なファンを名乗る精神疾患のある男にピストルで射殺されました。ジョンの死は暗殺であると言う説は、今なお囁かれており、ヨーコも息子のショーンも精神疾患のある男による殺人とされている死因を信じていないとも言われています。
マイケルが最初の児童虐待疑惑で訴えられたのは、ちょうど、愛と平和と地球を癒そうと言うメッセージを歌う「Heal The World」、人種や文化の違いを乗り越えようと歌う「Black or White」のヒットの後の1993年でした。
アメリカの9.11テロの後に、よく流されていた音楽がジョンの「イマジン」と、マイケルの「Heal The World」だったと言う事も、マイケルの歌が人々の想像力を喚起させるパワーがとても強かった事の表れだったと思います。世界に戦争や対立や差別がなくなってしまっては困る人達は、ジョンやマイケルの歌の持つ力を良く知っていたのでしょう。
マイケルはその後、9.11テロの犠牲者へのチャリティーソングを企画するが、レコード会社の圧力によってCDの発売は実現しなかった。そして、第2期目の政権を目指すジョージ・ブッシュの政治方針に反対し、民主党の資金集めの協力のために2002年に「Heal The World」、「Black or White」を披露している。
そして、2003年にノーベル平和賞にノミネート、その直後から、2回目の児童性的虐待疑惑で裁判に巻き込まれています。
この符合は一体何なのでしょうか?
もちろん、マイケルの方にもマスメディアに突っ込まれるような隙や、誤解を受けるような行動はあったと思うし、児童虐待と逆手に取られてしまうような子供たちとの付き合い方もあったのだとは思いますが、やはりこのような符合に気がついてしまうと、改めて「マスメディアとは何なのか?」と、そして「裏に隠されている意図は?」と考えされずにはいられません。
~オノ・ヨーコの追悼メッセージの最後の言葉~
「マイケル、あなたは今そのような事柄から解放されたのです。安らかに眠ってください。私たちはあなたのことを決して忘れず、私たちにとって大切な存在だったあなたのことをずっと愛し続けるでしょう。」
マイケルの残してくれたものは、とても言葉では言い尽くせないと思います。本当にこの地球に、この時代に生まれてきてくれて、ありがとう! 安らかに眠ってください![]()
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